今回はパタゴニアの中でも人気のトレントシェル3Lジャケットを紹介します。
人気のアウトドアブランドの中でもパタゴニアは有名だと思いますがその中でも定番のトレントシェルは結論から言ってコストパフォーマンス抜群のハードシャルでした。
トレントシェルの特徴について
まずはトレントシャルのディティールですが写真の通いたってシンプルなデザインになっておりいわゆるシェルジャケットのイメージだと思います。
特徴的なのは脇にあるベンチレーションでどうしてもこういった防水、防風素材の商品は運動をしたり、もしくは電車や室内では衣服の中が熱がこもってしまい汗をかいてしまいます。
そんな時脇のベンチレーションを開けることにより熱を服の外に逃がすことができるので快適に過ごすことができます。
また首の後ろ部分にはマイクロフリースが当てられており地肌が触れても優しい肌触りになっています。正直後ろだけでなく首の前の部分にあればさらに良かったのになあ・・・なんて個人的には思ったりしてます。
あと特徴としてカラーバリエーションが豊富でモノトーンな色から明るめの色に加えて配色も付いた物まであるので選ぶ側からすると楽しめると思います。
また価格が比較的アウトドアブランドの中でもリーズナブルってところもうれしいです。税込27,500円といことでアウトドアブランドのシェルを初めて購入する方にも手に取りやすい価格になっていると思います。
生地の剥離はどう？
トレントシャルですが実は2020年から生地がリニューアルされております。
旧モデルのトレントシェルはパタゴニア独自の防水透湿テクノロジー「H2No」を採用し、表地、防水透湿膜の２層に加え裏地に樹脂コーティングした2.5層構造になっていました。ただよく言う経年劣化が起こり、コーティングがボロボロに剥がれ、防水透湿膜まで剥がれれば重要な防水機能までなくなってしまうという弱点をもっていました。この経年劣化は保管方法にもよるようですが早ければ2～３年で起こる人もいれば5年以上経っても問題なしという人もいるようです。実際に劣化があるというのは事実なようですがこれはパタゴニアに限らず他のアウトドアブランドでも2.5層構造を採用し、裏地のコーティングが剥がれてしまう商品は多いようです。
2020年から新しくなったトレントシェル3Lは何が変わったのか！？
それは商品名の3Lからわかるように3レイヤー（3層構造）にアップデートされました。旧モデルの裏地のコーティングを止めて織物のようなニット生地の「トリコット」を採用し、より長く使える商品へ生まれ変わったのです。耐久性も高くなっただけでなく、サラサラとした肌触りの生地なので汗をかいた肌に直接触れてもべたつきを感じづらくなりました。
気になるサイズ感は？
続いてやはり気になるのはサイズ感だと思います。
パタゴニアの商品は海外のブランドということもありサイズ自体が海外規格になっているため通常よりも大きめのサイズ感になっています。こういった海外規格の商品を選ぶ際は通常のサイズよりワンサイズ下を選ぶのが一般的ではあるようです。ちなみに私の場合だと身長172㎝、体重63ｋｇ（体格は細身）で通常日本規格だとＭサイズがちょうど良いためトレントシャルだとSサイズがおススメになるわけです。
ところが実際に私はSサイズを試着したことがあるのですがかなり大きく感じられ、腕回りもだいぶ余裕があって野暮ったい印象を受けました。また袖丈も長めに設定されており袖口のベルクロ（マジックテープ）で調整すれば問題はないのですがどうしても袖口あたりが生地を持て余してしまうのでその点も野暮ったく見えてしまう原因になるかもしれません。
そこで2サイズ下のXSサイズを着てみると私の場合ジャストサイズで着用できました。
写真はロンT1枚の上から着たものになりますが腕回りもスッキリし、袖丈もちょうど良いように見えます。私の場合だと裾廻りが若干窮屈に感じますが動きにくいような大きな影響はありません。しかし、本当にジャストなので中に厚手のニットやインナーダウンなどを中に着込むことは難しいです。もともとアウトドアのシャルジャケット自体が中に着込むことも想定した作りになっているのでサイズ感が大きいのは当然なのですが私の用途ととして春や秋のちょっと肌寒いときに羽織りたいと考えていたので今回はXSサイズを選びました。
サイズ選びのポイント
・春や秋のみの着用でジャスト目で着たい方は2サイズダウンがおススメ。
・中に着込むことが前提で春、秋、冬の3シーズン着たいという方はワンサイズダウンがおススメ。
試着できれば一番いいのですが直営店や取扱い店舗が近くになかったり、直接見に行くのが面倒な方や見に行く時間がないよって人は多いと思います。そんな方にはパタゴニア公式サイトにある「私のサイズは？」というサイズシミュレーション機能を活用するのもいいかもしれません。あなた自身の身長、体重、体格、年齢などの質問に答えるだけであなたに合ったサイズを自動的に選んでくれるという機能なので参考にするといいと思います。
デメリットはあるのかな。。。
トレントシャル3Lのデメリットも一応無理矢理考えてみたのでお話します。
1つ目はサイズ感でも話したようにサイズ選びが難しいところです。やはりもともと海外規格の物を日本人が着ることになるのでどこかしら大きい、小さいといった無理が生じてしまうように思います。
２つ目は使用している生地やファスナーなどの附属が安っぽいところです。これはマウンテンパーカー好きの私のように他のアウトドアブランドのハードシェルも持っている方はわかって頂けるのではないかと思いますがゴアテックス素材の物や他のブランドの３万円、5万円する物と見比べたときにちょっと安っぽい印象があります。素材や値段が違うんだから仕方ないだろと言われるかもしれませんがマウンテンパーカーをいろいろ試したからこそ感じてしまうポイントかもしれません。
おススメの人
トレントシェル3Lはどういった方におススメなのかといった話をしたいと思います。
アウトドア好きの登山やキャンプをする方はもちろんですがタウンユースで街着として着たい方にもおススメです。通勤・通学で自転車に乗られる方とかにもいいのではないでしょうか。
何よりアウトドアブランドのマウンテンパーカーを１枚も持っていない方には一番最初におススメしたいです。やっぱり有名ブランドのハードシェルが2万円台から手に入るのというのは大きなポイントだと思います。
最後に一言
最後にまとめさせて頂くとトレントシェル3Lジャケットはコスパが最高なハードシェルだということです。
シンプルなデザインでアウトドアからタウンユースまで幅広く活躍でき、雨風を防ぐ機能面はもちろんのこと、耐久性もアップしたことにより長く愛用することが可能です。
何より今人気のアウトドアブランドのハードシェルを２万円台から手に入れることができるのはかなりお得だと思います。
私もこれからたくさん着て楽しみたいと思います。
こんにちはtakaoです。